4か月後の18%グレー
ご乗車ありがとうございます。月刊「東京人」8月号の特集は「なつかしの鉄道」です。(・ω・)ゞ
7月2日発売の「東京人」は、江戸東京博物館で7月14日から開催される特別展「東京の交通100年」に併せた企画が組まれています。
昭和っぽいのに、近未来の乗り物のような小田急電鉄3000形や3100形
上野駅のホームで急行「津軽」を見送るワカメちゃんヘアの女性
などなど、さすがの私もまだ生まれていない頃の(←(´・∀・`)ホントだってば)昭和な写真が満載され、都内を現役で走るレトロ車両の紹介や、各所の鉄道遺構(廃線跡や保存車両)の情報も整理されていて、〝永久保存もの〟の仕上がりです。
私、責任をもって、この本を保存します。(*゚∀゚*)ゞ会社が購読している雑誌ですけど。
モノクロ写真の車両が登場するたび、頭の中で当時の車体の色合いや光沢を鮮やかに思い描きながら、
ふと、職場の同僚が先週、宮城・岩手の被災地で撮影してきた写真が脳裏に浮かび、胸を刺しました。
カラー写真のはずなのに、どれもモノクロに見えました。
灰色に化した街は、「18%グレーカード」を連想させます。
写真を撮る時、適正露出の調整に使う、反射率18%のカードです。

昨年、カメラ教室で教わってから(←たまに参加しています)、このカードを常用するようになって、すっかりマニュアル撮影に移行しました。
いろいろなメーカーが発売していて、レフ板なども出ていますが、銀一のシルクグレーカードがもっともポピュラーだと思います。

(A4サイズ2枚入り1,200円。適宜、使いやすい大きさに切って使います。)
白(90%前後)~黒(5%前後)までの色の反射率の平均値が、この18%グレーに当たり、これを基準に露出を合わせることで、実際に目で見ている自然な色合いを、写真に再現することができるそうです。
「自然界にある万物の色の平均」と説明されることもあります。
一つひとつがキレイな色でも、平均されると、汚い色になってしまうんですね。
深緑の眩しい季節のはずなのに。

あれから、もう4か月も経ったのに。