今日は撮り鉄休みます。
ご乗車ありがとうございます。今週は久々に撮り鉄を休みました。 (p_q*)
年が明けてからというもの、休日のたびに早朝から出かけて、寝台列車を撮影してきました。
風の日も、

(カシオペア/沼ノ端)
雪の日も。

(トワイライトエクスプレス/豊浦)
また雪の日も。

(北斗星/新さっぽろ)
この土日も、もちろん、撮影の予定でした。
でも、出掛けられませんでした。
金曜の朝、友だちから携帯にメールがきていることに気づいて、開くと、まったく予期しない訃報でした。
2015年2月5日木曜日に、大学時代のクラスメイトのTくんが亡くなったという知らせでした。
「長い闘病の末に」と書かれていました。
ぷくぷくと日焼けした顔に、白い歯を見せて笑う彼の笑顔が思い浮かびました。
病気だなんて、ちっとも知らなかった。
大学時代、Tくんは仲の良い男子2人とつるんでいることが多くて、そこへ私も誘われて、男3人+女1人の奇妙な組み合わせで、よく遊んでいました。
大学は東京だったので、夏は4人で房総半島に海水浴に行ったり、社会人になってからは北海道へ3人で旅行に来て、私も途中から合流したり。
そういえば、いつだったか「3人で箱根駅伝を応援しに泊まりがけで行くんだけど、一緒に来ない?」って、Tくんから電話をもらったことがありました。
でも、年末年始は飛行機のチケットが取れないし、正月休みも短かったので、その時は断りました。
もしかして、今回の訃報は、私を東京へ無理やり呼ぶための、みんなの「ドッキリ」だったりして?
なーんて、空しい想像に望みをかけてみましたが、すぐに通夜と告別式のリアルな連絡が届いて、あっという間に現実に引き戻されました。
告別式に出ようか、どうしようか、悩みました。飛行機を使えば、東京へ日帰りできるし。
でも…、
数年前に買った喪服のワンピースを着てみたら、背中のファスナーが上がらないんですよ。キツキツで。
買った当時から、ちょっと無理して着ていたんだけど、さらに太って、もう、限界。
笑っちゃいます。
Tくんも太っちょでした。
彼がエレベーターに乗ると、ボヨン、ボヨン、ボヨンと、床がしばらく揺れ続けるんです。みんなも一緒に揺れて、みんなでそれを笑って…。
きっと、最後は痩せちゃって、私の知っているTくんの姿ではなくなっていたのでしょうね。
彼がそんな思いをしている間に、私はぷくぷく太って、喪服のサイズも合わなくなってしまった。
笑っちゃって、泣けてくる。
「長い闘病」って、知らなかったよ、そんなの。
いろいろ悔しくてたまらないし、喪服も着られないし、私は遠い場所から天を見上げて、Tくんにさよならを言おうと思います。
だから、今日も撮り鉄休みます。