足りなかった「ほっちゃれ」
ご乗車ありがとうございます。本日、6月16日は「和菓子の日」です。(・∀・)ゞ
承和15(848)年に国内で疫病が蔓延した際、仁明天皇が6月16日に菓子や餅を神前に供え、疫病の退散を祈願して元号を「嘉祥(かじょう)」と改めたことに由来するそうです。
どうしてそんなことを知っているかと言いますと、
昨晩、出張で北見に参りまして…、

北見に来ると、いつも立ち寄る昭和9年創業の和菓子屋さん「大丸」に、今日も抜かりなく訪問し、
(北見市北2条西2-14-2、北見駅前の商店街の「2番街」にあります。火曜定休です。)
大好きな「ほっちゃれ」という鮭の形をした、人形焼きのようなお菓子を買いました。

(1個:税別110円)
「ほっちゃれ」とは、産卵後にヨレヨレになった鮭のことを指す北海道弁です。
川を遡上してボロボロになり、脂も落ちて美味しくなくなったため「捨ててしまえ(放ってしまえ)」と呼ばれたことに始まります。
ズタボロになりながらも子孫を残していこうとする鮭の生き様に、畏敬の意を込めて創られたのが、このお菓子なのだそうです。
それを本日、出張土産に7尾購入したところ、「全国和菓子協会」と印刷された扇子を粗品にいただいて、その包み紙の裏に「和菓子の日」について記述があったというわけです。

江戸時代には6月16日に嘉定通宝16枚で菓子を求めて食べる風習が庶民の間にも広がり、「嘉定(祥)喰」という年中行事になった…とのこと。
あ~。1600円分買えばよかった…(´・∀・`)あと7匹だった。