平常運行を続けます ω・́)ゝ
ご乗車ありがとうございます。北海道内の避難指示・勧告はすべて解除されました。 (`・ω・́)ゝ
2011年3月11日(金)に発生した東北沖大地震で、道内の太平洋沿岸を中心とする市町村の約12万人に避難指示と避難勧告が出ていましたが、今日(13日(日))の午前中にすべて解除されました。
18時には「津波注意報」も解除され、JRも函館方面を除き平常運転に戻りつつあります。
あまりの大惨事に言葉を失い、とてもブログを書く気にはなれず、こんな脳天気なブログですし、しばらく「運休」しようかとも考えました。
でも、テレビの映像に狼狽し、涙しながら思ったのです。
「安全な場所で元気でいる私が、悲惨な状況にある人の気持ちにシンクロしたまま、いつまでも一緒にうろたえていてはいけない」と。
安全下にいながら、いつも通りの生活を送る余裕のない人が、他人の力になることなどできません。
深刻な状況であることを受け止めつつ、これまで通り、平常運転を続けることにします(>ω<)ゞ
本当なら、今日、わたしはのん気に釧路で福司のお酒を楽しんで、おぼつかない足取りで帰路についていただろうと思います。
13日(日)に予定されていた「福司酒造の蔵開き」のイベント(3/20に延期)に合わせて、11日(金)から2泊3日の道東旅行を計画していたのです。
出発前日の10日(木)、「コロプラ☆北海道乗り放題パス」(特急自由席乗り放題3日間用)を買い、

インターネットで釧路川の河口にほど近い釧路プリンスホテルに2泊の予約を入れました。
翌11日(金)の朝、実はこの時点でまだ釧路までの行程に迷っていて、モタモタとJR時刻表とにらめっこしていました。
網走経由で釧網線を南下しようか、それとも、八雲へ行ってヒグマの木彫りを見てから釧路へ向かおうか、それとも、釧路まで直行して花咲線をブラブラしようか。
どれもこれもピンとこない中、「北海道鉄道撮影地ガイド」という本を思い出し、

ページをめくりながら、根室線の「白糠(しらぬか)」辺りで撮り鉄してみようかな、と思いつき、札幌発11:51のスーパーおおぞら5号での出発を決めた、その矢先…、
ぎゅるるるるるるぅぅぅ~… (;´・ω・)うふ
突然、お腹に雷鳴が轟き、以後1時間ほど、お腹をさすりながら、ソファと〝白い陶器のイス〟に代わるがわる座る状態が続きました(お食事中の方、スミマセン)。
その後、回復はしたものの、14:20発のスーパーおおぞら7号で出発しても、どのみち白糠の日没には間に合わないので、撮り鉄は無理。
日曜日に酔いどれになって帰宅するだろうことを考えると、掃除と洗濯を済ませてから出掛けた方が無難な気がして、15:50発スーパーおおぞら9号の乗車に計画を修正しました。
ちょうど身支度をしていた時、14:46 地震発生。
やや大きめで非常に長い揺れに感じましたが、物が床に落ちるほどではなく、地震の多い北海道にあっては、それほど驚きや恐怖は感じませんでした。
テレビで各地の震度の速報値を確認すると、確か、札幌は初め震度3と出ていたように思います(翌日の新聞では震度4)。
この時点ではそれほど気にせず、そのまま出発する気でいたのですが、太平洋沿岸に「大津波警報」が出されたのを見て、身支度の手を止めました。
すぐにテレビの各チャンネルが次々と緊急放送に切り替わり、北海道のローカル局も、道内の各港への津波到着予定時刻を表示しながら、該当する地域の住民へ避難するよう、繰り返し伝え始めました。
太平洋側の鉄道が当面、運転見合わせになることは確実だろうと思い、いったん腰を下ろしたものの、正直、「最終の特急(19:45発)なら走るかな」なんて思っていました。
(結果的に、14:20発は帯広で運転打ち切り、乗る予定だった15:50発は全区間運休、以降の列車はすべて帯広-釧路間が運休となったようです。)
間もなく、東京で死者と重体者が出たという報が入り、やや経ってから、東北地方の沿岸に大津波が到達し、甚大な被害が出ているとの報。
16時を過ぎて、目を疑うような映像が次々と放送され…!
…絶句…!!
北海道でも、函館から根室にかけて津波が到達し、床上浸水や漁船の破損などの被害が出ました。
釧路川も決壊し、あの見慣れたフィッシャーマンズワーフMOOに、川の水が打ち付け、館内に流れ込む様子を目にしました。(MOOは18日まで閉館が決まっています。)
もちろん、旅行は中止です。ホテルをキャンセルし(幸いキャンセル料なし)、切符は翌日払い戻しに行きました(手数料760円も引かれました)
改めて振り返ると、もし、腹痛がおきず、予定どおり11時に出発していたら、、、、?
白糠で下車していたら、そのまま動けず、避難所で2泊することになったのではないかと思います。
釧路まで乗車していたとしても、ホテルに2日間缶詰め状態だったでしょう。
そもそも、最悪の場合、列車が脱線したり、津波を受けて転覆していたかもしれません。
あの突然の腹痛は、もしかして、危険を回避する動物的第六感だったのでは?
それとも、朝食に食べた大量のマカロンのせい?←(´・∀・`)要冷蔵なのに冷蔵してなかった。
偶然とはいえ、腹痛のおかげで、命を救われた気がしてならないハイジ急行。
そこで、
●使わなかった切符代… 19,000円(払い戻し手数料を含む)
●キャンセルした宿泊代… 9,000円(←美味しい朝食付き2泊分の代金。釧路プリンス、おススメです)
合計28,000円を、今回の地震の被災者の方々に何らかの方法で届けたいと思います。
●使う予定だった酒代… は、計り知れない金額なので、勘弁してください。