ヒグマと予行演習
ご乗車ありがとうございます。「北海道レールパスの7日間用」が発売されます。 (*・ω・*)ゞ
外国人旅行客向けにJR北海道が販売している「北海道レールパス」は、これまで3日間用、5日間用、フレキシブル4日間用の3種類がありました。
JR北海道のホームページによると、4月1日から、さらに「7日間用」が新発売されるそうです。
7日間、特急指定席乗り放題で22,000円(グリーン車用30,000円)です。
かたや国内向けの「北海道フリーパス」は、指定席が6回までで、25,500円(グリーン車用なし)。
むぅぅ。何ですか、この日本人との待遇の差は。(o・`з・´o)足元見られたもんだわ。
ところで、今朝、起きてカーテンを開けたら、視界ゼロの猛吹雪でした。
でも、どんな日であろうと、ヒグマのフィールド調査は休みません。(*゚∀゚*)b屋内調査だから。
先日、札幌駅の地下街(アピア)のお土産屋さんを調査したら、大発見がありました。
「本醸・ポンエペレ(アイヌ語で「仔熊」の意)」(1,200円くらい)

愛らしい表情に心魅かれて手に取ると、陶製の置物かと思ったら、
なんと、陶器の中身は釧路の地酒「福司(ふくつかさ)酒造」の本醸造酒!(300ml入り)
しかも、頭の部分が〝ぐい飲み〟の器に使えるのです。

一石二鳥のこの商品、「もしかして私のために開発されたのかしら?」と感じ、即買いしました。
1週間ほど部屋に飾っていたのですが、やはり、中身は「生もの」です。早めに飲んでしまおうと、開封してみることにしたのですが…、
陶器には小さいコルク栓がしてあって、指でスポッと抜けるかなーと思ったら、びくともしません。
正攻法で、コルク抜きを使うことにしました。
チクッと刺して、ギ・ギ・ギとねじって、、、、、
…ボロッ。 …上半分のところで千切れてしまいました。

ありがちな失敗。(´・∀・`)あー
気を取り直して、もう一度。
容器内に残ったコルクに、再度、栓抜きの先をチクッと刺し…、て、、
ンギ、ギ、ギ、
…ぽちゃんっ…! d(´・∀・`)ありがちな失敗2。
コルクの下半分とともに、細かいクズもお酒の中に落下してしまいました。
胴体(とっくり)から頭部(ぐい飲み)にお酒を注いで呑むのを楽しみにしていたのですが、仕方ありません。中のお酒を別のコップに移し、粉クズを「ろ過」する方法を考えます。
まず、茶こしにかけてみましたが、コルクの粉は素通りしてしまいました。
我が家にはコーヒーフィルターもないし、キッチンペーパーもない。
……б(´・ω・`;) もう、あれしかない。
わずかに心の抵抗がありましたが、「排水口用の生ごみフィルター」で、ろ過に再チャレンジ。
すると、どうでしょう!コルクの粉塵はどこにも見当たりません!

すばらしい透明度!(例のワンカップを再利用しています。)
1つ目の問題が解決したところで、2つ目の問題。
大きいコルクの断片が、陶器の中に残ったまま取り出せないのです。

日本酒がしみ込んだコルクには、カビが生えたり虫が寄ってきたりする恐れがあるので、このままでは「置物」として使えません。
さあ、どうやって取り出そう??
「試行錯誤の図」

結果的に、①~④のいずれかの方法でコルクを取り出すことができたのですが、さて、どの道具だったでしょう?
①コルクの栓抜き ②プラスチック製の箸 ③カッター ④ティッシュ
あ、ちなみに後方に写っているマカロンは、酒の肴です。
「福司の酒は甘すぎる」という意見を耳にしたので(私も何度も飲んだことがあるのに記憶がない(´^◇^)ァ)、もっと甘い物を肴にしたらちょうどいい味加減になる気がして、つまみにマカロンを用意したのです。

買い過ぎかしら。
ろ過したお酒をチビチビやりながら、コルクとの格闘は1時間以上に及びました。
途中、人差し指が容器から抜けなくなってしまい、酒瓶を指にぶら下げたまま病院へ搬送される自分の姿を思い浮かべる一場面もありました。
最終的にどうやって取り出したか、正解は…。

②のプラスチック製の箸 でした!
箸で何度か突っつくうちに、ズブっと手応えを感じ、徐々に徐々にコルクを崩しながら、小さく分解して取り出したのでした。
同時にお酒もキレイに飲み切り、不思議な達成感に酔いしれるハイジ急行。+゚(*´∀`*)。+゚。
いやいや、この程度で酔っていてはいけません。
実は、これは、3月13日(日)に行われる「福司酒造の蔵開き」の予行演習なのです。
当日は、今回、使えず仕舞いだった「ヒグマのぐい飲み」を持参しようかしら。
そして、酔っ払った勢いで、酒蔵のオーナーにからんで、こう言うのです。
「もう、コルク栓はやめてぇ」(´・∀・`)本気で。