ヒグマ( ゚(エ)゚ )フィールド調査



 ご乗車ありがとうございます。ただいま、ヒグマの出産ラッシュです。(*゚∀゚*)ゞ


 ヒグマは、冬眠中の巣穴で、2月頃に出産します。


 このため、野生のヒグマの年齢を数えるとき、2月1日暫定的な誕生日に定めて起算することがあります。


 と、最近読んだヒグマの本「熊のことは熊に訊け」(岩井基樹 著)に書いてありました。




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  会社のデスクにて携帯カメラで撮影。 読書の合間に仕事を 仕事の合間に読書をしてます。



 昨年の夏、数年ぶりに吉村昭の実話小説「羆嵐(くまあらし)」を読んで以降、わたしの中で〝ヒグマ・ブーム〟が沸き起こり、関連書籍を手当たり次第に読んできました。


 この現象は、自分でもうまく説明できません。


 ヒグマのことを考えると、良くも悪くも、心臓がドキドキしてくるのです。


 日本に生息する陸上生物としては最大・最強な生き物が、同じ陸の上に暮らしているのかと思うと、都会の真ん中に居ながら、恐ろしさで鼓動が激しく打ち鳴ります。



 ヒグマは、一度「獲物」と見定めたものを執拗に追い詰め、捕食します。時として、人間からは残虐極まりない行為に見えても、ヒグマにとっては単なる野生の営み。


 そう認識すればするほど、理屈や情けの通用しない相手に、いっそう恐怖を感じます。


 でも、賢く知能の高いヒグマは、本来、むしろ人間を脅威と見なし、私たちとの接触を避けながら、広大なテリトリーの中で、謙虚に、密やかに生きる動物です。


 コクワの実をモグモグかじるヒグマの姿を求めて、森の奥深くへ目を凝らすように、会社の窓の向こうを見つめていると(←また仕事をサボっているハイジ急行(´・∀・`))、ヒグマのことが愛しくて愛しくて、たまらなくなるのです。



 ヒグマへの思いは日に日に募り、昨年10月には、元・同僚のhiroさんが部長を務める「ヒグマ部」にも入部しました。


 ヒグマとの相互理解と平和的共存を目的に、部員一同、日々、自己研鑽に励んでいます。


 私はフレッシュな新入部員なので、危険なフィールド調査にも自ら進んで身を投じています。


 その調査結果の一部を紹介しましょう。


 「羆の晩酌」(富良野産の赤ワイン 1,980円)です。命がけで一人で飲み切りました。


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 苦味があるので、好みが分かれるかもしれません。私は5杯目から美味しいと感じました。



 「クマつまみ」(鮭のドライチップ980円)。♪♪ 肴(さかな)は いぶ(燻)った シャケで いい~ ♪


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 自分で歌った「舟歌」の替え歌に、寒くて凍死しそうになりました。


 でも、〝クマもうなる美味しさ〟というキャッチフレーズどおり、とても美味しい!(o'ω'o)おすすめ。



 「さけキムチふりかけ この鮭なまら辛いベア~!」(580円くらい)


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 またもや、ギャクの寒さで凍えるところでしたが、ふりかけの辛さで体温が上昇。(´・∀・`)命拾い。




 「純米酒 ずZOOっと旭山」(値段、忘れました)。旭川の高砂酒造の日本酒です。


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 ワンカップを買うたび、まるで飲酒を目的に購入しているかのように誤解され、大きな精神的ダメージを受けます。(>_<。)鉛筆立てですってば。



 以上が、JR札幌駅をフィールドとする身体を張った私の生態調査結果です。



 実は、つい昨晩も、偶然、ヒグマと遭遇し、非常にレアな調査データを入手しました。


 昨晩は、数年前まで職場の後輩だったM子さんが、結婚と同時に東京へ引っ越すにあたっての送別会でした。(M子さん、本当におめでとう!(*゚∀゚*)ノ先を越しやがって。


 そのお店で、予期せぬ遭遇がありました。


 「ひぐま濃い麦酒」です。


 色といい、コーヒーのような香ばしさといい、「ひぐま」を冠するにふさわしいビールです!



 瓶の右肩には、「世界ビールコンテスト金賞(1位)受賞」というシールも貼られています。


 おぉ~(*゚ー゚*) なんと、誇るべき、〝北海道の地ビール〟!



 ………。


 だったら良かったのですが、実は、「原産国はアメリカ」 。(・_・゛)「蝦夷麦酒」っ書いてるのに。


 ちなみに、「北狐レッド麦酒」と「丹頂鶴麦酒」もありましたが、同じく、原産国はアメリカです。


 〝外来種〟の侵略におののきながら、今日も窓の向こうを見つめるハイジ急行です。(←また…(´・∀・`))