鉄道フォトラリー(第3弾)の旅 その4「鉄道員“ぽっぽや”」

 ご乗車ありがとうございます。整理券をおとりください。(*・ω・*)ゞ




 前回、「北海道フリーパス」を買って、無敵(?)になったハイジ急行、鉄道フォトラリー遂行のため、どんどん乗りに出かけました。



  ~根室本線「幾寅駅」 鉄道員(ぽっぽや)の旅~



 この旅の目的は、2つ。


  ・高倉健の主演映画「鉄道員」のロケ地、南富良野町の「幾寅駅」を訪問する

  ・まだ乗ったことのない根室本線〔富良野~新得〕間の乗りつぶし


 せっかく「北海道フリーパス」があるので、行きの特急で指定席を取りました。


 11:05 「トマムサホロスキーエクスプレス」で札幌を出発。この列車に乗るのは初めてです。


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 土曜日だというのに、全車、ガラガラです。


 わたくしの席は、1号車の前から4列目。あらら~、一番前の席が空いてます。


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 しまった~。指定券を取るとき、自分から希望を言っていれば座れたんですね…。

 展望席は、時間や方角によっては太陽の光が直撃するため、必ずしも皆が希望する席ではないです。

 でも、この季節、この時間を見る限り、太陽の光はまったく問題ありません。


 雪原のキラメキの中を、雪を巻き上げながら線路を突き進む眺望は、最高です。


 次に乗るときは、ぜぇーったい最前列の席を取ります!うん、うん(>∀<人)


 うん(・_・")?


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 なぬ!? 南千歳で乗車してきた人たち、私の後ろの席のはずなのに、勝手に移動してます。

 しかも、検札にきた車掌さんまで「今のところ予約は入ってないので、いいですよ」ですって!?


 律儀に自分の席に座っていた私は何!?



 え~(´・ω・`;) ずるい~ ヾ(#`・з・´)ノ




 気分直しに車内を散歩します。


  トイレの窓。


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 犯人は、ここから凶器を捨てたものと思われます。


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 3号車の2階は自由席。人の気配がありません。今、襲われたら、事件は迷宮入りです!


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 3号車の階段を下りると、1階に4人用コンパートメントが3室。密室トリックが、ここで起きます。


 ( ;゜Д゜)はっ…! 背後に黒い影が!!


 や、やっぱり、あなただったんですねっ。(゜ロ゜;)




 しゃ、車掌さんっ! 鍵を開閉できるのは、あなたしかいないもの!




 「よろしければ、鍵を開けますよ。写真お撮りになりますか?」


 「あ、はい。ありがとうございます」(・ω・)ゞ


 パシャッ。(動揺してブレちゃいました。)


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 車掌さん、いい人でした。


 「土曜ワイド劇場」妄想ごっこ、これにて終了。




 そうそう、この個室をイメージしたまま、小田急ロマンスカーの「サルーン席」に乗ったので、ガッカリしちゃったんですよね。


 ちなみに、この個室はかつてグリーン席扱いで提供されていましたが、現在は授乳室や更衣室などの多目的室として無料提供されているそうです。



 最後尾の4号車。あら。こちらの展望席は、太陽が直撃して眩しそうです。覚えておきましょ。φ(。。 )メモ


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 13: 33 (実際には数分遅れ)「新得(しんとく)」に到着。

 
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 新得といえば、そば!


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 駅前の「せきぐち」というそば屋さんでお昼ご飯です。「親子そば」をいただきました。




 14:20 根室本線「滝川行き」に乗ります。


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 ここから、初めての車窓を楽しみます。


 森の中を走ってゆきます。


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 よし。次は、車両の前方に立ってフロントの窓を睨み、シャッターチャンスを狙います。


 ……。


 ……。


 ……。


 ……。




 狙ってます。



 ……。


 ……。


 ……。


 ……。




 あ、あの…、このトンネル、いつまで続くんでしょうか。




 ……。


 ……。


 ……。


 ……運賃箱でも撮るかな。


  kiha40_unchinbako.jpg

 ……。


 ……。


 ……。


 す、座ります。(""ⅴ"")


 15:01 「幾寅(いくとら)」に到着。




 ほんの2駅なのに40分もかかるところが、北海道。しかも、ほとんどトンネルでした(*^_^*;)。


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 気温が一気に低くなった感じがします。息を吸い込むと、冷たさで咳き込みます。


 駅舎は、すっかり映画の世界。


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 劇中の「幌舞(ほろまい)」という架空の駅名が大きく掲示されていて、本当の駅名は右側に小さく貼られています。


 中には、「鉄道員」の展示コーナーがあります(入場無料、9~17時OPEN)。


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 この「改札」も、映画で実際に使われていたものだそうです。


  poppoya_kaisatu.jpg


 出演者の方々のサインも展示されています。


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 高倉健さんって、サインもカッコイイんですね~。



 劇中の時刻表です。幌舞の周辺以外は、みんな実在する駅ですね。


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 映画で使われていた衣装です。


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 駅の周辺には、ロケで使われたセットがそのまま残っています。


 「キハ12形車両


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 階段が雪に埋もれていて、近づいて中を見ることができませんでした(ノ_・、)。



 この裏には記念植樹があります。


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 「だるま食堂


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 「ひらた理容店」。


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 「お便所


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 「国鉄のコンテナ


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 昭和にタイムスリップしたような感覚を味わえる空間でした。




 隣に「南ふらの情報プラザ」があります。駐車場に車も何台か停まっています。何かありそうなので行ってみます。


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 確かに、何かありました。…売店、です…、けど、…。


 休み、ですね…。


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 土曜日の、まだ14時なんですけど…、儲けることは考えてないんですね…。




 網目の隙間から、高倉健のポストカードが見えますっ。腕を伸ばせば…(←(゚д゚*)ナニ!?)。


 ん~っん~っん~っっ!(ノ><)ノ


 う、腕が太すぎて、入らないよ~っ。


 …ん?


 なっ…!


 わ、笑ってんじゃないわよーっっ!! 


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 人間、怒るとお腹が空きます。ついさっき、新得そばを食べたような気がするけど、気のせいです。


 歩いて3分ほどの「食菜茶房リゾートイン」で、お食事です。


 「なんぷエゾカツカレー」。


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 2008年に南富良野町に鹿の解体処理施設ができたのを機に、新たなご当地メニューとして開発された、エゾ鹿肉のカレーです。(「なんぷ」とは南富良野のこと。)

 町内のいくつかのお店が一定の基準を設けて提供しています。


 スーパーとかちが撥ねた鹿か、スーパーカムイが撥ねた鹿か、はたまた、さっきの熊を撃った猟師さんが仕留めた鹿か。

 そんな想像しながら食べる、残酷なわたし。

 お肉は大部分が赤味ですが、しっかり叩いているので柔らかく、なかなか美味しかったです。



 16:59 帰りの「滝川行き」が来ました。この景色、高倉健さんが立っていたホームとそっくり!!o(*' '*)o


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 ↓ (せっかくの初乗車区間なのに、途中から記憶がありません。)

 何故なら…。


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 新得駅で買った、中札内村のトリのササミ焼。唐辛子がきいてて、おすすめです。 (* ^ω^*) 




 17:46 「富良野」着。 9分間停車して、再び発車。(うっすら記憶があります。)

 ↓ (前回、爆睡してしまった区間。今回も…(o ̄ρ ̄o))

 18:57 「滝川」駅着。



 19:03 (約3分遅れ) スーパーカムイで札幌へ。

 ↓

 19:50 札幌に到着。(この後、「銭函(ぜにばこ)」へ行きました。)



 コホン。お断りしますが、ビールは、凍るかどうかの実験のために飲んでおります。


 飽くなき探求は、まだまだ続きます。(*・∀・)ゞ



Comment 6

2010.03.15
Mon
10:07

S戸  

No title

やはり私の汽車通区間は寝ていたんですね。確かに暗くなったあの区間は窓の外に灯かりも少なく眠ってしまうのも無理はありませんが・・・。
でもその足で私の現在の住まいのある銭函まで来ていたとは、私のことをそんなに追っかけてこられても、妻子ある身としてはお応えできず、ごめんなさい(こんな公にされても困ります。秘め事なら別です)。
幾寅は年に数回、車で通るのですが、一度もぽっぽやのロケ現場あとは見たことがありません。
新狩勝トンネル内で石勝線と根室本線が分岐するところを窓に顔をくっつけて確認するのが私は好きです。

2010/03/15 (Mon) 10:07 | EDIT | REPLY |   
2010.03.15
Mon
12:45

ハイジ急行  

No title


 S戸さん
 すみません。無意識に、ストーカー行為をはたらいてしまっていました(*゚▽゚)ゞ
 でも、あの区間は、途中下車するくらいの用事がないと、目を開けていられません。
 降りて楽しめるところがあれば、教えてください(*^^*)

2010/03/15 (Mon) 12:45 | EDIT | REPLY |   
2010.03.15
Mon
19:46

えびの2号  

No title

こんばんは。幾寅駅懐かしいです。11年前の夏に富良野→幾寅(快速ぽっぽや号:キハ12)で降りたんですよー。あの時はまだ駅員さん(委託?)が居て、観光記念入場券を買うことができました。
当時駅前に流れていたぽっぽやのテーマ曲(坂本美雨さん)がしばらく耳から離れませんでした。
キハ12 23(キハ40)は無理な改造(ぽっぽや号化)がたたり車体強度が不足し始め、寿命が縮まったと聞きました。まだ古い車両じゃなかったのにね・・。


北海道のリゾート列車もお客さんは少なくなってるんですね。15年前の夏に札幌→富良野をフラノエクスプレス(すでに廃車)で移動したのを思い出しました。

2010/03/15 (Mon) 19:46 | EDIT | REPLY |   
2010.03.15
Mon
20:50

ハイジ急行  

No title


 えびの2号さん
 こんばんは!「快速ぽっぽや号」なんて走っていたんですか!えぇ~!?
 小説も読んで映画も観たのに、そんな重大イベントは知りませんでした!
 リゾート列車は、スキー客向けの特急が特に厳しいように見えます。
 スキー自体、お金がかかりますし、中国人観光客が激減しているみたいです。

2010/03/15 (Mon) 20:50 | EDIT | REPLY |   
2010.03.15
Mon
21:35

上野駅13番線  

No title

こんばんは~!
そう言えば何年か前に乗った「ニセコスキーExp(?)」も回送同然だったような気がします。
(;^ω^)

「鉄道員」も懐かしいですね~。
小説を読んで泣きましたが、映画版の広末○子はミスキャストでは???
…と思いました。(ノ∀`)

2010/03/15 (Mon) 21:35 | EDIT | REPLY |   
2010.03.15
Mon
22:49

ハイジ急行  

No title


 上野駅13番線さん
 こんばんは。そうなんですか(・´_`・。)。
 ニセコ・スキーEXPは最後の砦だと思っていたんですが、そんな前から厳しい状況だったんですね。
 鉄道員のキャスティングは、確かに、カワイくて私は好きな女優さんですけど、
 あの昭和な情景に合ってなかったのは否めないです(*^_^*;)

2010/03/15 (Mon) 22:49 | EDIT | REPLY |   

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