寝台「北陸」と箱根「ハイジ・スタンプラリー」の旅(後編)
ご乗車ありがとうございます。自動販売機は故障中です。(2/20寝台特急「北陸号」にて) (・ω・;)ゞ
6:36 「北陸号」が回送されていき、

上野駅14番線は、静けさを取り戻しました。
13番線のすぐ横にある〝はばかり〟に入り、ふと鏡を見ると…。
ギャッ(゚ω゚ノ)ノ
おもいっきり〝すっぴん〟! そういえば、朝バタバタで、顔を洗っただけでした。
わたし、この顔で、あのギャラリーの中にいたのね!?
トンテン、カンカン、ギーコ、ギーコ(突貫工事)
↓
完成。
し、新宿へ移動、移動。
~ (後編)小田急ロマンスカーで行く箱根ハイジ・スタンプラリーの旅 ~
新宿に着くと、携行品を手提げバッグに詰め替えて、他の荷物はコインロッカーへ。
手提げバッグとは、日産「低燃費少女ハイジ」のエコバッグです。

エコバッグにしてはちょっと高い¥2,940。職場のY本さんが教えてくれた品です。
Y本さんを含むハイジ好きの4人衆で、ネットで共同購入しました(他の3人は弁当入れサイズを購入)。
実は、いつも散策のときに使っているバッグを家に忘れてきてしまい、今回の旅は、ずっとこのバッグが活躍していました。
ここにきて、ハイジのスタンプラリーしながら持ち歩くのは、ちょっと恥ずかしい…(""∇"")。
さて、小田急の券売機で「箱根フリーパス(2日間有効¥5,000)」を買い、窓口で「箱根のんびりクーポン」をもらいます。

この中に、スタンプの台紙が入っています。
スタンプを4つ以上集めて、ハイジのエコバッグをもらうのです(←最近、家中エコバッグだらけ)。
先発のロマンスカー60000形MSE。今のところ、ロマンスカーの中では最新のタイプですね。

そして、こちらが、私の乗るロマンスカー50000形VSEです。

「北陸」の寝台券が取れてすぐ、小田急ロマンスカーの予約サイトで1号車の展望シートの空席を探し、前から4列目を押さえました。
9:00 「新宿」を出発します。

う~ん、やっぱり、一番前の席じゃないと、迫力が伝わってきません。(背伸びして撮影。)
乗車時間も1時間30分と短いし、車窓もずっと「町の中」。うー。物足りない…。
(数日前に「トマムサホロスキーエクスプレス」の展望車に乗ったばかりだったので、比べてしまって、感動が薄れてしまいましたm(_ _)m)
10:25 終点「箱根湯本」に到着。
「おじいさ~んっ!\(´□`。\)°」 スタンプ1つ目。

感動に浸っている時間はありません。帰りのロマンスカーは15:18です。急ぎます。
「箱根登山線」に乗り換え。

日曜日とあって、車内は観光客で混み混み。中国人観光客がたくさん乗っています。
中国人の女の子が、私のハイジのエコバッグを指差しながら、母親にヒソヒソ話。「ハイジ」の言葉だけ聞き取れました。
すると、母親は、
「今日的日中友好成於禁差指紹興酒寂女(゚ー゚*d)」
「人を指差してはいけませんよ」、と言っている様子です。
謝謝。
「箱根登山鉄道」は、急斜面を登るので眼下の景色も楽しめるし、スイッチバックが3か所もあります。
途中、車窓から「箱根彫刻の森美術館」の野外オブジェも見えたりと、なかなか楽しい路線です。
ですが、40分間すし詰め状態で、立ち通し。
終点「強羅(ごうら)」駅に着いたときには、ホームに降りるとき足がヨレヨレでした。
「ペ~タ~っ」 スタンプ2つ目。

「強羅」の駅舎は、山小屋みたいでステキです。

駅中の「カフェ・サンモリッツ」。

お店の看板の下の掲示を見ると、明治時代に箱根登山鉄道が開発される際、スイスのレーティッシュ鉄道(当時のベルニナ鉄道)を模範としたことで、友好関係が築かれた、とあります。
両者は「姉妹鉄道宣言」しているそうで、ベルニナ線には「箱根」という名前の列車が走っているとのこと。
なるほど~。どうして箱根でハイジのスタンプラリー?と思っていましたが、納得。d(゚ー゚*)
お土産屋さんが立ち並んでいるので、ここで「箱根寄木細工」を物色します。
ちょうど出かける前に読んだ朝日新聞に、「読者が決める“日本一の木工品の技”」と取り上げられていました。
「ひみつ箱」。これが欲しかったんです。

箱の大きさと、開けるまでに板を動かす回数に比例して、値段が高くなります。
こちらは、12段階のタイプで3,150円。側面の板を順番にずらしていくと、開きます。

素晴らしい技術~。(*゚o゚*)。閉めるのも大変ですけどσ(^_^;)。
「ぐい呑み」

ちょっと小さいですね。注ぐ回数が多くて大変そう。
さ、さあ、急ぎますよ。「ケーブルカー」でさらに上へ向かいます。
またもや混み混み。

スイスで製造された車両だそうです。
連結部分に立って足元を見ると、隙間から地面(雪)が剥き出しです。

……足がじわじわ冷たくなってきました…。
約9分で終点「早雲山」駅に到着。(短時間で助かりました。)
ホーム自体も傾斜になっていますね。

ここからは、利用者数世界一の記録を持つ「箱根ロープウェイ」。もっと上へ行きます。

ひゃー。高い高い。車がミニカーみたい。

地面がふつふつと煮えたぎっているのが見えます。

約8分で「大涌谷(おおわくだに)」駅到着。
「ユキちゃ~んっ!」 スタンプ3つ目。
………? (; ゜∇゜)ゞ写真、撮り忘れました。
ロープウェイを乗り継ぎ、今度は下ります。
↓
約16分で「桃源台(とうげんだい)」駅到着。
「ハイジ~っ \(*^▽^*)/」 スタンプ4つ目!

ノルマは達成しました~。

「芦ノ湖」をゆっくり見たいところですが、ここで打ち止め。
再びロープウェイに乗ると、窓から海賊船(遊覧船)が見えます。

これに乗ればクララとヨーゼフにも会えますが…、残念。次回の楽しみにとっておきます。
ロープウェイ→ケーブルカー→箱根登山線と、もと来た道を戻り、「箱根湯本」に到着。
駅の窓口で、スタンプを押した台紙を提示し、アンケート用紙を提出します。
「ハイジのエコバッグ」をいただきました!

たぶん、非売品だと思います。うふ。やった(*^ー゚)v
15:18 帰りもVSEのロマンスカーで「箱根湯本」を出発。
大奮発して、3号車の4人用「サルーン席」をとりました。 (≧ω≦)ノ

後悔しました(・_・")。
狭いし、個室かと思ったら、開放されてるし、隣のサルーン席のわいわい声が丸聞こえ。
料金は、4人分の特急指定席と同じです。
・ 4人で乗るなら、こちらを使った方が楽しく快適でしょう。
・ 2人で乗るなら、ちょっとリッチな気分で、ゆとりの時間を過ごせます。
・ 1人で乗るなら、「全車満席」の中、4人分を1人で占有する気まずさに苦しみます。
……。 ええい!開き直るぞ!

ロマンスカーの「鶏高菜弁当」(と、生ビール)。無難な美味しさです。
3号車。売店のカウンターのあるスペース。

こちらはお手洗いと洗面台。

曲線を使ったかっこいいデザインですね。
16:49 居眠りする間もなく、「新宿」に到着。
帰りは、飛行機です。「北斗星」に乗りたいところですが、体力も限界だし、仕事もあるし。(>_<。)
19:20 30分遅れのスカイマークで羽田を離陸。
↓
(爆睡)
↓
20:50 新千歳空港に無事、着陸しました。
2泊3日、かなり密度の濃い旅でした。ヘトヘトです。
五箇山も、金沢も、箱根も、見所をたくさん残して帰ってきてしまったので、またいつか、ゆっくり訪れたいです。(*^^*)ゞ
次回は、長らく滞っている「しりとりフォトラリー」の旅の報告です。
(ブログの更新の方が旅行より疲れます~(*ノω<*))